僕が青年海外協力隊として、フィジーで卓球を指導するために学んだ卓球英語をご紹介します。
青年海外協力隊の訓練では、自分の職種の業務を現地の言語で模擬授業をする時間があります。
今回は僕が実際に授業で使用したレジュメを公開します。ネイティブの英語教師に添削してもらった内容なので、ミスもない（はず）。
僕は英語による卓球指導を学ぶための資料を見つけるのに苦労したので、少しでも誰かの参考になれば幸いです。
模擬授業の前提
授業内容：英語での卓球指導
授業時間：【30分×5回】→今回は第2回のレジュメ内容
想定生徒：卓球経験が全くない初心者4人の指導
Outline/目次
Warm-up [5mins]
Multiball practice for switching between forehand and backhand [5mins]
Meaning of Backspin[5mins]
Develop the sense for generating backspin[7mins]
Push [7mins]
ウォームアップ（5分）
フォアハンドとバンクハンドの切り返しのための多球練習（5分）
下回転の意義（5分）
下回転をかける感覚を養う（7分）
ツッツキ（7分）
Warm-up [5mins]
Basic Forehand/Backhand as a warm-up
The racket should be at a right angle
Hit the ball in front of your body.
Feet shoulder width apart.
One pair uses only the forehand side.
The other pair uses only the backhand side.
基本的なフォアハンド／バックハンドのウォーミングアップ
ラケットを直角に構える。
体の正面でボールを打つ。
足は肩幅に開く。
1組はフォアハンド側のみを使用する。
もう1組はバックハンド側だけを使う。
Multiball practice for switching between forehand and backhand [5mins］
Don’t change the grip and the stance.
Keep your racket at chest height to be able to switch your racket quickly.
Immediately after the forehand, switch your racket as quickly as possible.
（フォアハンドとバックハンドの切り返しの際は）グリップとスタンスは変えない。
ラケットを素早く切り替えられるように、胸の高さをキープする。
フォアハンドの直後は、できるだけ早くラケットを持ち替える。
How to feed balls
One student feed two balls -backhand and forehand – to each player in turns
You can bounce the ball on the table once and hit it.
The timing to feed another ball is when the ball bounce on your side.
多球練習のボールの出し方
生徒1人が、バックハンドとフォアハンドの2つのボールを交互に各プレイヤーに球出しする。
（生徒は初心者なので）一度テーブルの上でボールをバウンドさせてから打つとよいでしょう。
自分側のテーブルでボールがバウンドしたときが、2球目のボールをするタイミングです。
Meaning of Backspin[5mins]
We classify services into 6 types.
Topspin long/Short
Backspin long /short
Sidespin long/short
サービスを6種類に分類しています。
トップスピン ロング/ショート
バックスピンロング/ショート
サイドスピン ロング/ショート
When your serves are always long with topspin, an opponent can attack easily.
If your serve has topspin, the ball accelerates and tends to travel father.
To stop [prevent] the opponent from attacking, we use short backspin serves.
トップスピンのかかったロングサーブばかりだと、相手は簡単に攻めてきます。
トップスピンのかかったサーブは、ボールが加速し、球足が長くなりがちです。
相手の攻撃を止める（防ぐ）には、バックスピンの短いサーブを使います。
When your serve has backspin, the ball decelerates and tends to be shorter.
The short backspin service is the best way to stop the opponent from attacking.
バックスピンのかかったサーブは、ボールが減速し、短くなる傾向があります。
短いバックスピンのサーブは、相手の攻撃を阻止するのに最適な方法です。
Develop the sense for generating backspin[7mins]
Our goal is to try to get the ball to spin back on the floor.
Flex your wrist and bring your wrist back.
Brush the bottom of the ball softly.
The racket should hit the ball tangentially.
Don’t hit the ball flatly.
You should use the friction against the rubber to propel the ball forward.
Otherwise, the ball flies away before you generate backspin.
目標は、ボールを自分のところまで戻ってくるようにすることです。
手首をやわらかくして、手首を後ろに引きます。
ボールの底をやわらかくこすります。
ラケットは垂直方向にボールを打つこと。
ボールをフラットに（ボールに当たるように）打たないでください。
ラバーとの摩擦を利用して、ボールを前に推進させる必要があります。
そうでないと、バックスピンをかける前にボールが飛んでいってしまいます。
I told you how to generate backspin.
If you can create backspin and make your service lower, you can master backspin service.
But it takes long time. You need to practice it a lot.
I would like you to master how to return a backspin serve at least.
バックスピンのかけ方はお伝えしました。
バックスピンをかけて、サービスを低くすることができれば、バックスピンサービスをマスターすることができます。
しかし、それには長い時間がかかります。時間がかかるし、たくさん練習しないといけません。
せめて、バックスピンサーブの返し方だけでもマスターしてほしいです。
Push [7mins]
I would like you to master how to return a backspin serve.
The technique for returning a backspin is called “push”.
バックスピンサーブの返し方をマスターしてほしいです。
バックスピンの返し方は、プッシュ（ツッツキ）と呼ばれる技術です。
When you try to return the ball with backspin, the ball will normally drop.
To prevent this, you should angle your racket upward.
Graze the bottom of the ball.
下回転のボールを返す時、ボールは下に落ちてしまいます。
それを防ぐために、ラケットの角度を上向きにするのです。
ボールの下をこすります。
If your shot goes into the net, you should angle the racket upward a little more.
But don’t scoop up the ball to control the low shot.
もしショットがネットにかかったら、ラケットの角度をもう少し上にするとよいでしょう。
しかし、低いショットをコントロールするために、ボールをすくい上げるのはやめましょう。
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