僕が青年海外協力隊として、フィジーで卓球を指導するために学んだ卓球英語をご紹介します。
青年海外協力隊の訓練では、自分の職種の業務を現地の言語で模擬授業をする時間があります。
今回は僕が実際に授業で使用したレジュメを公開します。ネイティブの英語教師に添削してもらった内容なので、ミスもない（はず）。
僕は英語による卓球指導を学ぶための資料を見つけるのに苦労したので、少しでも誰かの参考になれば幸いです。
模擬授業の前提
授業内容：英語での卓球指導
授業時間：【30分×5回】→今回は第3回のレジュメ内容
想定生徒：卓球経験が全くない初心者4人の指導
Outline/目次
The importance of the drive shot【10mins】
Practice driving against a topspin【10mins】
Practice driving against backspin【10mins】
ドライブの重要性（10分）
上回転へのドライブ練習（10分）
下回転へのドライブ練習（10分）
The importance of the drive shot【10mins】
First, you should understand the difference between a “smash” and a “drive”.
When you smash, you hit the ball flatly.
When you drive, you brush the ball.
A smash is faster but unstable because the trajectory is just straight.
A drive is a little bit slower but it accelerates and is much more stable because the drive arcs thanks to topspin.
まず、「スマッシュ」と「ドライブ」の違いを理解することです。
スマッシュは、ボールを平らに打ちます。
ドライブの場合は、ボールにブラシをかけます。
スマッシュは弾道が直線的なので、スピードは出ますが不安定です。
ドライブは少し遅いですが、加速し、トップスピンのおかげで弧を描くので、より安定しています。
| Drive | Smash | |
| Initial speed[velocity] | Fast | Faster |
| Trajectory | Arch | Straight |
| After the first bounce | Accelerates | Decelerates |
| Stability | Stable | Less stable |
| ドライブ | スマッシュ | |
| 初速 | 速い | より速い |
| 弾道 | 弧線 | 直線 |
| 第1バウンド後の動き | 加速する | 減速する |
| 安定性 | 安定性が高い | 安定性が低い |
In my previous class, we learnt how to return the ball with backspin using a “push”.
A push is more stable than a drive but it’s difficult to get points with a push.
If you try to smash a backspin ball, you will hit the ball down on your own side.
To attack a ball with backspin, you need to learn how to drive.
前回の授業では、ツッツキを使ったバックスピンのかかったボールの返し方を学びました。
ツッツキはドライブよりも安定感がありますが、プッシュで点を取るのは難しいです。
バックスピンのかかったボールをスマッシュしようとすると、自陣でボールを打ち落とすことになります。バックスピンのかかったボールを攻めるには、ドライブを覚える必要があるのです。
Practice driving against a topspin【10mins】
[Backswing]
The racket should be at angle of from 45 to 60 degrees to the table.
Bring your racket to hip height.
Bend your knees.
Rotate your hips.
Move your buttocks a little bit backward.
Your center of gravity [your weight] is over your hip joint.
［バックスイング］
ラケットはテーブルに対して45度から60度の角度になるようにします。
ラケットを腰の高さまで持ってくる。
膝を曲げます。
腰を回転させる。
お尻を少し後ろへ動かします。
重心（体重）は股関節の上に乗せる。
[stroke]
Swing upward and forward while straightening your knees.
The hip and the racket move together.
Bend your arm to generate heavier spin.
［スイング］
膝を伸ばしたまま上前方に振り上げます。
腰とラケットが一緒に動きます。
より強い回転をかけるために腕（ひじ）を曲げます。
Practice driving against backspin【10mins】
The tips are almost the same as for a drive against topspin.
It’s more difficult to drive against backspin rather than against topspin.
コツは、トップスピンに対するドライブとほぼ同じです。
トップスピンに対するドライブよりも、バックスピンに対するドライブの方が難しいです。
So, you need to bend your knees more deeply to lift the ball up. Flex and extend your arm more than for a drive against topspin to focus on generating the spin.
そのため、膝をより深く曲げてボールを上げる必要があります。
トップスピンに対するドライブよりも、腕を曲げて伸ばし、スピンを発生させることに集中します。
Don’t shift your weight forward, otherwise the ball will be propelled before you generate topspin.
Shift your weight upward slowly.
Drive slowly with a high trajectory.
Focus on stability.
体重を前に移動させると、トップスピンをかける前にボールが推進されてしまうので、体重を前に移動させないようにしましょう。
体重をゆっくり上に移動させる。
高い弾道でゆっくりとドライブする。
安定性を重視する。
コメント