" /> ジャーナリストと青年海外協力隊で迷って、協力隊を選んだきっかけ

ジャーナリストと青年海外協力隊で迷って、協力隊を選んだきっかけ

国際協力全般

僕が大学卒業後に新卒で青年海外協力隊になりましたが、青年海外協力隊を目指すか、ジャーナリストを目指すか、迷っていました。今回は僕がジャーナリストではなく、青年海外協力隊を目指そうと思ったきっかけをまとめます。

要約

・大学2年生から青年海外協力隊に興味があった
・ギリシャの難民問題を通して、現状を正しく「知る」ことが重要だと考えるように
→現状を知り、伝えること支援をする人を増やしたいと考えるように
→青年海外協力隊を目指すか、ジャーナリストを目指すか、迷い
・安田菜津紀さんの言葉→青年海外協力隊を目指そう
・ケニアのスラムで卓球→青年海外協力隊になろうと改めて決意

ギリシャの難民問題→「知る」ことが大切

ギリシャのレスボス島の難民問題を通して、支援はもちろん重要だが、支援以上に現状を「知る」ことの重要性を感じました。

僕は国際協力のために「知る」ことはとても重要だと考え始めましたが、同時に「伝える」ことはもっと重要だと考えるようになりました。

自分が知ったことを、周りの人にも知ってほしい。もっと世界について知ってほしい。純粋にそんな気持ちが出てきました。

また、僕が100人分がんばって支援をするより、僕が「国際協力に興味を持つ人」を1000人増やす方が世界に対してインパクトがある。だから「伝える」ことは重要だと思うようになりました。

青年海外協力隊と伝える仕事であるジャーナリスト。双方ともやりたいけど、「どちらが社会にとって役立つのだろうか」、「どちらをやりたいんだろうか」とかなり悩んでいました。

そんな時、フォトジャーナリストの安田菜津紀さんに出会います。

安田菜津紀さんのことば

安田菜津紀
1987年神奈川県生まれ。NPO法人Dialogue for People(ダイアローグフォーピープル/D4P)所属フォトジャーナリスト。同団体の副代表。16歳のとき、「国境なき子どもたち」友情のレポーターとしてカンボジアで貧困にさらされる子どもたちを取材。現在、東南アジア、中東、アフリカ、日本国内で難民や貧困、災害の取材を進める。東日本大震災以降は陸前高田市を中心に、被災地を記録し続けている。著書に『写真で伝える仕事 -世界の子どもたちと向き合って-』(日本写真企画)、他。上智大学卒。現在、TBSテレビ『サンデーモーニング』にコメンテーターとして出演中。

http://yasudanatsuki.com/

大学でジャーナリズム論を受講しており、そのゲストとして安田さんの講演がありました。安田さんの印象はとてもやわらかく、あたたかい目線で物事を見ているように感じました。

この方なら相談できるかも、と思った僕は講演後に悩みを相談しにいきました。

「卒業後、青年海外協力隊に志望しようと思っています。でも、より多くの人が社会課題に興味を持つきっかけを作れるジャーナリズムにも興味があります。両方が社会に必要で、どちらを進路に選んでよいか迷っています。」

僕の質問に対して安田さんは、こんな風に言ってくれました。

「写真で直接人の命は救えません。たとえば自分が現地のNGOで働いていたら救える命があったのではないかと悩んだことがあります。そんなときに私が言ってもらった言葉があります。『支援』と『伝える』ことは自転車の両輪のようなもの。どちらが欠けてもダメなんです。皆さんそれぞれが持ちよれる役割があります。どちらが正解というのはないと思います。きっとその志があればどんな道にいっても大丈夫ですよ。」

正解がないなら自分が本当に興味ある方からやろう

第一線で活躍するフォトジャーナリストの方に、そんな風に言っていただけて、僕はとてもすっきりしました。

現場での支援とジャーナリズムのどちらの方が必要とか、どちらの方が偉いとか、そんな差はない。だから、支援とジャーナリズムの両方が必要なら、自分がやりたい方からやろう。そして自分が選んだ道を全力で進もう。そう思いました。

社会にとって役立つかどうかの視点などはさておき、純粋に自分がやりたいことは何かと考えると、
・現地で長く過ごして現地目線で役に立つことをしたい
・自分も楽しみつつ支援を行いたい→自分が好きな卓球を活かしたい
→「青年海外協力隊しかない」と思えました。

そうして青年海外協力隊を目指そうと決めて、元協力隊の卓球隊員に話を聞きに行ったり、協力隊の説明会に行き始めたりしました。

その後、ケニアのスラムで卓球をしたことで、僕は青年海外協力隊として活動したいと改めて決意します。

まとめ 伝えることは大切だって信じている

僕は青年海外協力隊として活動し、新型コロナウィルスの影響でたった2か月で帰国を余儀なくされました。その後に日本で会社勤めをすることになりますが、やっぱり「知ること」、「伝えること」は大切だと思っています。

そう信じて、ブログも書いているし、写真も撮ったりしています。僕のブログを読んで誰かが何かを考えたり、始めるきっかけになればうれしいです。

最後までお読みいただきありがとうございます。
今日もあなたによいことがありますように。

コメント

タイトルとURLをコピーしました