本記事では、中米の6か国の2025年5月時点の世界団体ランキングをもとに、卓球事情を紹介します。https://www.ittf.com/ittf-world-team-ranking
日本から遠く離れた中米の国々、どのような国があるか、知らない方も多いと思いますので、ぜひご覧ください。

※以下、男子団体ランキング順に記載し、順位は(男子ランク・女子ランク)で記載。ポイント制のため世界ランクが同一の国もあります。
※各国の基本情報は日本の外務省「各国・地域情勢」ページを参照しています。https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/index.html
メキシコ(Mexico)男子46位・女子34位
- 人口:約1億2,600万人
- 面積:約1,964,375km²(日本の約5.2倍)
- 首都:メキシコシティ
- 言語:スペイン語
- 宗教:キリスト教(主にカトリック)
- 外務省情報:https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/mexico/data.html
メキシコは中米で最も卓球レベルが高い国の一つであり、南米の強豪ブラジルやアルゼンチンとも積極的に交流しています。ナショナルチームは世界選手権にも定期的に出場しており、若手育成にも注力。国内には複数のトレーニングセンターが整備され、ジュニア世代の国際大会派遣も活発です。
コスタリカ(Costa Rica)男子60位・女子58位
- 人口:約500万人
- 面積:約51,100km²(日本の約7分の1)
- 首都:サンホセ
- 言語:スペイン語
- 宗教:キリスト教(主にカトリック)
- 外務省情報:https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/costarica/data.html
コスタリカは、中米の中でも安定した成績を維持している国です。国内リーグが存在し、定期的なトーナメントも開催。ジュニアからシニアまで幅広い選手が活動しており、教育機関と連携した卓球の普及活動も特徴です。
グアテマラ(Guatemala)男子62位・女子56位
- 人口:約1,790万人
- 面積:約108,889km²(日本の約3分の1)
- 首都:グアテマラシティ
- 言語:スペイン語(マヤ系言語も使用)
- 宗教:キリスト教(カトリック、プロテスタント)
- 外務省情報:https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/guatemala/data.html
グアテマラは地域大会での活躍が目立ち、とくにユース年代では好成績を残しています。選手層はまだ薄いものの、コーチング体制の強化により競技レベルの向上が期待されています。
エルサルバドル(El Salvador)男子63位・女子63位
- 人口:約650万人
- 面積:約21,041km²(日本の約18分の1)
- 首都:サンサルバドル
- 言語:スペイン語
- 宗教:キリスト教(カトリック、プロテスタント)
- 外務省情報:https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/elsalvador/data.html
エルサルバドルでは、政府やスポーツ庁が卓球を含むマイナースポーツへの支援を拡大しており、その成果として選手の国際経験が増加しています。中米選手権でも上位を狙える実力を有しています。
ベリーズ(Belize)男子87位・女子なし
- 人口:約44万人
- 面積:約22,966km²(日本の約18分の1)
- 首都:ベルモパン
- 言語:英語(スペイン語も広く使用)
- 宗教:キリスト教(カトリック、プロテスタント)
- 外務省情報:https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/belize/data.html
卓球の歴史が浅いベリーズですが、若手育成に力を入れ始めており、国際大会への出場も徐々に増加しています。英語圏という特性を生かし、北米やカリブ諸国との連携強化が進められています。
ホンジュラス(Honduras)男子87位・女子なし
- 人口:約1,000万人
- 面積:約112,492km²(日本の約3分の1)
- 首都:テグシガルパ
- 言語:スペイン語
- 宗教:キリスト教(カトリック、プロテスタント)
- 外務省情報:https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/honduras/data.html
ホンジュラスでは、卓球の競技環境はまだ発展途上にありますが、地域大会を通じて国際経験を積んでいます。スポーツ庁やオリンピック委員会の支援のもと、ユース世代の強化が進行中であり、今後の成長が期待されます。
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